PowerPoint VBA 動画制作プラットフォーム

このように私達も、PowerPointに惚れ込んで、学習用の解説動画の制作を始めたのですが、実際にやってみると、いくつかの難題が登場してきました。
◆ １つ目が、アニメーションの設定は結構時間が掛かるという点です。
解説動画ですので、ナレーションに合わせて、テキスト、図形、画像などをきめ細かく動かしていきます。そのため、テキスト、図形、画像などに、きめ細かにアニメーションを設定します。
そしてスライドショーで何度も再生して、調整して、仕上げていくのですが、このアニメーションの設定調整に、かなりの時間が掛かります。

◆ ２つ目が、BookMarkの再設定です。
BookMarkは、スライドに配置したメディアファイルに、アニメーションの起動タイミングとして設定します。
アニメーションの神髄となる機能なのですが、メディアファイルに設定したBookMarkは、そのメディアファイルを入れ替えると全て消えます。最初から設定し直さなければなりません。
当たり前と言えば当たり前ですが、気軽にメディアファイルの入れ替えができなくなってしまうんです。これには本当に困らされました。

◆ ３つ目が、スライドショーを動画ファイルにエクスポートすると、音声にノイズが入るという件です。
数分程度の動画でしたらノイズが入らないこともありますが、10分を超えるとほぼノイズが入ってしまいます。これは致命的な問題でした。
この問題に対して私達は、動画編集ソフトで、エクスポートした動画ファイルの、「音声を入れ替える」という対策をとりました。
ですが、スライドの音声ファイルが１つだけなら、その入れ替えは簡単なのですが、効果音、BGM、動画など、複数の音声が登場してくると、１つ１つの音声の再生タイミングを、映像のタイミングに合わせなければなりません。
この複数の音声の入れ替えが、大変な作業になってしまいました。

アニメーションの設定に時間が掛かる、BookMarkの再設定が大変、動画音声の入れ替えが大変という難題を、私達は、VBAツールを開発することで解決してきました。
その集大成が、「PowerPoint VBA 動画制作プラットフォーム」です。
◆ このプラットフォームでは、PowerPoint に設定する BookMark と アニメーションを、EXCELシートに設定します。
そして設定ボタンで、BookMark と アニメーションを PowerPoint に設定します。
ですので、プレゼンテーションを圧倒的な速さでブラッシュUPしていくことができます。
◆ また、BookMarkを設定したメディアファイルを入れ替えた場合、プラットフォームがBookMarkを再設定します。ですので、何度でもメディアファイルを入れ替えることができます。
◆ 更に、スライドショーで再生される、効果音、BGM、動画などの複数の音声を、プラットフォームが、スライド毎に１つの音声ファイルに出力します。
ですので、PowerPointでエクスポートした動画ファイルの音声を、簡単に入れ替えることができます。

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